今G-cycleでオススメしているキャノンデールのcaad10に使われている
アルミ材料は、皆さんご存知のアルミサッシと同じ材料に銅を少し追加した合金でできています。
もちろん強さは断然サッシよりも上でサビにくいアルミとなっていて
長く使用しても劣化が少ないと言えますね。
それ以上に強いアルミ材料はありますが、最近の自転車のアルミ材料は
このA6061が主流です。
多分材料によっては、硬すぎて乗っていると疲れが早く来てしまうという心配があったり
するようです。
また、手に入りやすい材料を使うことで単価を抑えているのでは
ないかとも思いますね。
(これらは僕が考える理由ですので合っていたり、いなかったりではないかと。)
何よりもこの少し柔らかい(強すぎない)という材料の特性を最大限生かして、
caad10の長く乗っても疲れにくいという特徴が生まれているようです。
メーカーの方の説明では、材料の強度を増すために熱処理を行っているようなのですが
長く時間のかかる工程を経て曲がりのない強いフレームが出来上がるそうですよ。
金属に熱を加えると曲がったり割れたりすることがあるのですが、曲がりの出ないように長い時間
をかけてゆっくり冷やしたりしてやっと出来上がるそうです。
熱処理の炉(実際のフレーム熱処理用ではありません)
熱を加えて冷ましても、見た目では全くわかりませんよね。
自転車はいろんな工夫の集まりなのです。